エピローグ
2006年10月1日からスタートし
およそ1年と4ヵ月にも及んだ
「日本マンガ・文化論」
はいかがでしたでしょうか?
第1部の総評でも語りましたが
もともと、アメリカに旅行に行ったことが今回の
HPを作る最初の原点になったと思います。
実際調べて見たところ、マンガ・アニメの余りの
奥の深さに驚かされました
第1部では海外の日本マンガ・アニメの普及状況と
事件や事例をはじめ
ハリウッド・ディズニー
の歴史を取り上げました。
第2部では日本マンガの歴史にそって
日本文化とマンガの関連性
ディズニーやハリウッドの影響から
生まれた日本マンガ
日本マンガ・アニメの発展とバッシング
インターネット社会の発展による
マンガ業界の大きな構造変化
世界へ飛び出した日本マンガ・アニメの
課題と可能性
そして、ハリウッドの
世界のコンテンツ支配の実態
あまりにもテーマが広くなりすぎて
正直頭がパンクしそうになりました。
思えば卒論を書いたときもそうでした。。。
海外のマンガ事情は?ドイツは?フランスは?韓国は?
ハリウッドは?ディズニーの歴史は?マンガの歴史は?
日本文化の歴史は?
あああああぁぁぁぁ!!
しかし、その苦労した経験が
今でも財産になったと思います。
日本マンガ・文化論のHPを作って行く中でも
色々なことを学び、そして考えかも変わってきました。
現在の日本は国内が低迷する中
世界へ飛びださざろう得ない状況になっています。
急速に経済成長を続けるアジア
統合が進むヨーロッパ、低迷が続くアメリカ
世界が激動する中、日本国内だけでの発想では
成り立たなくなる時代がやってきています。
ただ、マンガを調べるとやはり日本だからこそ
ここまで独自に発展をしたのだなと思います。
日本で幸運だったのが、手塚治虫さんがいたこと
戦争で日本が敗戦に追い込まれ
価値観の空洞の時期ができたこと
そして、何より日本に豊かな自由な表現の風土が
あったなど、様々な幸運がいくつも重なり合い
現在の形になったわけです
マンガを調べれば調べるほど
私はマンガがある日本に生まれてきて
幸せであったと思うし
日本の誇るべき文化だと思います!
最後に「日本マンガ・文化論」を応援してくださった
皆様に感謝の言葉を述べさせて頂きます。
助けて頂いた方々の誰か一人でも応援がなければ
ここまで続けることはできなかったと思います。
語りたいことはまだまだありますが
次の機会に譲るとしまして
今回はこの辺で終えたいと思います。
ご清聴ありがとうございました!
<ペコリと頭を下げ幕がおりる>
2008年1月20日
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