世界初の無料マンガ誌 ガンボ廃刊!
のニュースを見て思ったこと
2007年12月25日
『コミック・ガンボ創刊号』
2007年12月11日
世界初の無料マンガ雑誌
『コミック・ガンボ』休刊!
のニュースが全国で流れました。
2007年1月16日から創刊し
約、1年ほどで休刊に追い込まれてしまいました。
第29回『崩れゆくマンガ業界』
で取り上げたばかりなのですが。。。
うちのサイトは呪いのサイトなのでしょか?(笑)
原因は様々考えられますが
やはり儲けがでなかったことが最大の理由と思われます。
もともとコミック・ガンボのビジネスモデルとしまして
広告収入を大きな収益の柱としていた様です。
ただ、現在のフリーペーパーはページの
かなりの量が広告なのに対し
マンガではあまり広告にスペースが割り当てられない
問題点を指摘されていました。
また、多くのマンガ雑誌は単行本の売上
やキャラクターの版権収入などで利益を挙げているのですが
広告収入が少ない
単行本・キャラクター版権の収入なし
フリーペーパーにもマンガ雑誌にも全てが中途半端な
ことが、コミック・ガンボの失敗の
原因であることが推察できます。
詳しいガンボの収支の詳細については下記のブログが
詳しく考察してあるのでこちらをご覧ください♪
まあ、結果論になってしまいますが
経営の見通しの甘さが露呈した形となってしまいました。
そもそもフリーペパーは広告料でなりたっていまして
ページのほぼすべてが広告ページです。
ツカさんもフリーペーパーではないんですが
某・広告雑誌を作る仕事に関わったことがあります!
公称1万部!
(・・・実際は7000部ほどでしたが)
ページが150ページぐらいでほぼ全ページが広告です。
1ページ 3万ぐらいの収入があったので
だいたい450万円ほどの売り上げ
印刷費が大体200万円ほどで
その他、営業費などの諸経費が150万ほど引かれまして
一応、100万円ほどの利益がでました!
(・・・労力の割にはあまり儲かりませんが)
一方、ガンボは200ページほどで
広告のスペースはほとんどなく
むしろ原稿料が1ページ1万円だったとしても
200万円はマンガ家さんに支払わなければなりません。
その他、印刷費、配布、バイト代・・・
フリーペーパーとしてのビジネスモデルは
すでに破たん状態ですね・・・
マンガ・アニメのビジネスはいかに難しいことが
痛感させられました。
今後のレビューをする際にはビジネスモデルについても
しっかり考えなくてはいけないなと反省した次第です。
〜おわり〜
今回は下記のHPを参考に書かせて頂きました。 ありがとうございました! MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/entertainments/game/071211/gam0712112020000-n1.htm 2007年12月11日 無料マンガ誌「コミック・ガンボ」1年足らずで休刊 ある日ぼくがいた場所 - 楽天ブログ(Blog) http://plaza.rakuten.co.jp/outpostofnanasi/ ガンボ(漫画誌の無料配布)の試みの失敗について考えてみる |