〜ピックアップ〜
2006年1月24日
『マンガ家 浦沢直樹』
NHK 『プロフェッショナル 仕事の流儀』 1月18日放送
久々にピックアップを追加です(笑)
1月18日、たまたまNHKを見ていたら
『20世紀少年』や『YAWARA』でお馴染みのマンガ家
浦沢直樹さんが紹介されていました!
現在連載中の『20世紀少年』が、いよいよ「友達」の正体が!?
・・・って、物語のクライマックスのところで連載が中断されてしまい
「ええ加減にせ〜よ!」
と、ツカさんも含めかなりファンの間では不評を買っていました。
実は連載の中断には理由がありまして
20年に渡る過酷な連載により浦沢さんの体が悲鳴をあげ
肩が脱臼した状態になってしまったそうです。
売れっ子のマンガの連載は想像以上に精神と
そして体力を消耗する作業なんですね
そんな事は露とも知らず・・・浦沢先生、ゴメンナサイ(涙)
『YAWARA』(1986〜93)
浦沢直樹さんの出世作!
そんな浦沢さんの職場のマンガ執筆の仕事場やら
自分の作品に対する想いなんか語っていたんですが
ツカさんは後ろに移っている大量の
マンガの蔵書ばかり気になっていました(笑)
『YAWARA』などの自分のマンガは当然ありましたが
大友克洋さんの『AKIRA』や宮崎駿さんの『風の谷のナウシカ』があったときは
「ああ、やっぱりな〜」なんて思ったりしてね(笑)
そんな浦沢さんですが、小さい頃、手塚治虫さんの『火の鳥』に衝撃を受け
「マンガで人間の2面性、複雑な感情を描きたい!」
との想いでマンガ家を目指したそうです。
1986年、最初に『YAWARA』を発行部数3000万部と大ヒットさせて
自分の描きたい作品を描こうとしたとき
編集者側から
『もう一度スポーツマンガを描いてくれ!』
と頼まれ、しぶしぶ94年に『Happy!』の連載が始め
これまた1800万部とヒットを飛ばします。
ただ、その中で人間の嫉妬などの負の感情を描くなど
浦沢さんなりに自分の描きたい要素を取り入れ実験をしていたらしいです!
なお『Happy!』の連載と同時進行で
本格ミステリマンガの『MONSTER』を連載し
浦沢さんが長年描きたかった人間の二面性など
複雑な人間の感情をテーマにした作品を発表し
2000万部と大ヒットを記録させています。
『MONSTER』(1994〜02)
ハリウッドで映画化・・・らしい。
そして、99年に『20世紀少年』の連載を始める訳ですが
現在でも1800万部の売上を誇ります。
物語の展開、伏線の張り方は凄いですね
一度読むと止まらなくなります(笑)
ちなみに主人公のケンジはロックに憧れ、
プロを目指して挫折し30過ぎたオッサンなんですが
浦沢さん自身の自伝的な要素がかなり含まれていて
若き日の浦沢さんもボブ・デュランに憧れロックを目指し
夢敗れた若者だったそうです。
作品のなかで、ケンヂが作曲し歌っている曲を
浦沢さんがライブハウスで歌ったりもしていました(笑)
元・ロッカーのマンガ家ってのも、なかなか異色ですね〜
『20世紀少年』の最終回も楽しみですが
今後、新しい作品もきっと、良い意味で期待を裏切ってくれることでしょう!
浦沢先生の今後のご活躍を期待しております!
『20世紀少年』(1999〜連載中)
2007年 最終章へ
ただ、NHKさんに一言いわせて頂きたい。
番組は非常に素晴らしかったのですが
『20世紀少年』の今後の物語の展開で重要なネタバレがあったので
それだけはカンベンして頂きたかったです(涙)
〜おわり〜
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