第1部を終えての総評








15回に分けて解説した


『海外の日本文化事情・各国の文化事情』


いかがでしたでしょうか?







日本のマンガ・アニメは海外でも大きな
影響力

与えていることがわかって頂けたと思います!





また、日本の国内とは違った反応があり、日本のマンガ・アニメ文化が


海外では
特殊な文化として見られています!





しかし、内容が一貫性が無かったように思われたかもしれません。





最初は
海外の日本文化の紹介をしていましたが


後半では
アメリカ文化が中心になってしまいました・・・







実は第一部の狙いのテーマは大きく三つあります。






まず、
一つめは私の日本マンガ・アニメへのです。





マンガ・アニメは文化だ!」

ツカさんが初めて意識したのは




10年以上前の
アメリカに海外旅行をしたことが始まりでした。




当時のアメリカでは日本製のゲームに溢れ

TVでは
日本のアニメが流れていました。



異国にいながら、
日本文化に触れ大きな衝撃を感じました。



何故?マンガ・アニメが海外で浸透してるのか?

その力は一体なんだろう?






今考えれば、これが今の考えにいたる
出発点だった気がします。





まだ、海外の日本アニメ・マンガの事情が良く知らない人のために


まず、
ツカさんが最初に感じた様な衝撃を感じてもらいたい!





そのため、最初の方では
フィリピン『ボルテスV事件』など


ストーリー性のある事例を紹介しました。







そして二つめは日本文化が与えた各国の影響力です。





特に
台湾韓国フランスなどでは日本文化の浸透の過程で

大きな
反発がありました。



そんな紆余曲折
(うよきょくせつ)がありながらも、結局は自国の文化に取り入れ


そして、自前の文化として世界に発信するまで至ります!




海外での日本文化は若い層、特に
子供の支持が高いと言います。




子供は常識にとらわれず、感性が豊かです。


そんな海外の子供達が日本の文化を面白い感じている。






これは日本の文化に他にはない

不思議な
魅力があるからだと感じませんか?










そして
三つめは、現在とりまく娯楽産業の国際競争の激化です。





インターネット、そしてグローバル化の急速な変化は、日本や世界の文化が


簡単に国境を越える時代になり、異なる
文明同士の接触が増えています。





その結果、自国の文化産業に目覚めた
韓国フランスを始め



世界最大の娯楽産業大国の
アメリカが日本の市場・そして海外の市場を





国を挙げて支援、進出を図っています!





これは著作権問題、海賊版問題などもはや個人や企業のレベルを越え


世界の娯楽産業の覇権を巡る、国家
戦国時代に入ったのです!











1、

日本マンガ・アニメへの興味・愛着の視点

2、

日本文化の海外での影響力の視点

3、 娯楽産業のビジネス的、政治的な視点





以上
、大きくこの三つの視点を絡めて、紹介しました。








さぁ〜て、第2部の予告ですが、誰もが知ってるあの
名作



意外なあの作品がたくさん登場する予定なので

是非楽しみにしていてください!





これからも
『日本マンガ・文化論』をよろしくお願いします♪








2006年 11月2日 管理人・ツカ

2007年 2月2日 修正




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