第11回 アメリカ (その1) 「ポケモンブーム」
映画、アメコミ、アニメ、CG技術など世界文化の最先端をリードするアメリカ。
何故?アメリカが世界で最高峰と言われるのか?
それはハリウッドの市場規模 推定約5兆円 ディズニー社 売上約3兆円 など
市場規模の大きさが世界で一番大きいからです!
この2つの巨人の居るアメリカの市場で最も成功し外国文化があります。
それが 我らが日本なのです!
世界で旋風を起こす「ポケモン」
日本でお馴染みの「ポケモン」がアメリカでも
大ブレークしたことはご存知の方は多いと思います。
日本では2006年9月に任天堂の携帯ソフトの「NINTENDO DS」から
ポケモンの最新作ゲーム「ポケットモンスター ダイヤモンドパール」が発売され
発売10日で200万本のセールを記録しました。
全世界で1億5000万本のセールを誇る
「ポケモン」シリーズですから別に100万本ぐらい当たり前
と思えていまうのが、凄いと所だと思います。
アメリカでも、「ポケモン」のゲームはワンシリーズだけでも
100万本を軽く超えるセールを記録しています。
世界で68ヶ国で放送され大人気の「ポケモン」
ポケモンの誕生
「ポケモン」は日本では96年に任天堂の携帯ゲーム機
「ゲームボーイ」から発売されました。
当初はそれほど人気はなかったんですが、子供の間に徐々に浸透。
日本で発売から実に7ヶ月を経て出荷100万本を達成します。
そして翌年の97年には300万本を突破!
その人気から日本でアニメ放送が始まりました。
アメリカでの反響
98年、アメリカで「ポケモン」のアニメ放送が開始されます。
これがアメリカで大ブレーク!
子供向け視聴番組では最高視聴率を獲得します。
その人気から、ポケモンカードを販売したところ200万個が売れ
アメリカで発売されたゲームボーイソフト アメリカ版「ポケモン 赤 青」は
99年に800万本の超・ビックヒットとなりました。
こうなったら「ポケモン」の勢いは止まらない
99年11月に全米公開された「ポケモン ミュウツウの逆襲」が
公開5日で55億円の興行収入を達成!
もはや「ピカチュー」はアメリカでも有名なキャラクターになったのです。
アメリカの大成功をきっかけに「ポケモン」は全世界へ発信され
世界的な大成功を収めます。
96年 全てはここから始まった・・・
「ポケットモンスター」ゲームボーイ版
「ポケモン」の成功の意義
アメリカでの「ポケモン」成功の意義は
それまで「日本アニメ好き=オタク」と言った
日本アニメのコアなイメージを一新させました。
日本のアニメファンはアメリカ人の子供などのライトユーザーにまで広がり
日本アニメファンをより一般的な層まで押し上げる結果となったのです!
おそらくポケモンの成功が無ければ2002年
宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」アカデミー賞受賞は無かったと思います。
またアメリカの「ポケモンブーム」は日本のアニメ業界にも大きな影響を与えます。
海外の日本アニメビジネスや知的財産についても
日本では大きくクローズアップされることとなりました。
そして、「ポケモンブーム」と言う大きな下地を得た
日本の出版社・マンガ業界が海外進出へ向けて動き始めるのです!
この続きはまた次回!
第12回 アメリカ その2 「日本マンガの挑戦」へ
勝手ながら下記のHPを参考に書かせて頂きました。 ありがとうございました! 新しいデジタルライフスタイルの提案「ITmedia +D」 「『ポケモン』ゲーム、世界販売数1億5000万本を達成へ」 http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20051005105.html 「ポケモン金・銀」今期中に800万本見込む米国では 2作目劇場アニメ版をWBで夏に公開」 http://plusd.itmedia.co.jp/games/gsnews/9912/01/news03.html GlobalLINK 有元美津世のアメリカ西海岸便り http://www.getglobal.com/nishi/nishi99_12.html |